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【試合結果】女王決定戦ディオーネvsアストライア

2020年10月12日


 
▲先発出場メンバー
 
女子プロ野球リーグ2020シーズン最後の一戦となった【日本シリーズ女王決定戦】は、ヴィクトリアシリーズで優勝したディオーネと2位アストライアの対決。
 
両チームの今シーズンの対戦成績は87敗と、2位アストライアが勝ち越しているが、首位ディオーネにアドバンテージの1勝が既に付いており、この試合でディオーネが引き分け以上の結果を残した瞬間、ディオーネの年間女王が決定する。
 
2位アストライアに残された唯一の望みは、この第1戦に勝利し、その後の第2戦も勝利で飾るのみとなる。しかしシーズン成績やアドバンテージなどは関係なく、この女王決定戦にかける想いの強さが勝敗を分けると言っても過言では無いだろう。
 
女子プロ野球リーグ2020シーズン、最終戦が今ここに幕を開ける。
 
両チームの先発投手は、ディオーネが今シーズン抜群の安定感を見せている坂東瑞紀、対するアストライアはハーラートップを走る左腕の水流麻夏がマウンドへ上がる。
 


 
初回は、共にスコアリングポジションにランナーを置くも両先発が粘り強い投球を見せ、無得点に終わる。しかし、その後試合はすぐさま動き出した。
 
2回表ディオーネは、6番西山がセンター前ヒットで出塁し、次打者の内野ゴロの間に2塁へ進塁する。その後、12塁から8番ルーキーの鈴木にセンター前へのタイムリーヒットが飛び出し、ディオーネが先制に成功する。

 


 
ディオーネは3回にも、12塁のチャンスをつくり3番星川がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を追加。

 


 
その後23塁とし、5番竹内がレフト線へタイムリーツーベースを放ち、更に1点を加え3-0とリードを3点に広げる。

 


 
ディオーネが、今季7敗を喫しているアストライア水流を攻め立て序盤から3点のリードを奪う。
 
反撃したいアストライアは4回裏、3番泉・5番みなみのヒットなどで、21,2塁のチャンスをつくる。

 


 
しかし、6番ルーキーの坂口がサードゴロに打ち取られ、得点できない。
 
その後両チームの投手陣の好投で、スコアボードに0が連なる。
 
そして、3-0とディオーネが3点リードのまま試合は7回裏アストライアの攻撃へ。
 
アストライアは、先頭の4番岩谷が相手のエラーで出塁し意地を見せるが、続く5番みなみが痛恨のダブルプレーに倒れ、この1プレーで命運が尽きたか流れを引き寄せられないままゲームセット。
 
この瞬間、ディオーネが2020シーズン年間女王の座に輝いた!

 


 
打線は今季打ちあぐねていたアストライア水流を攻略し3得点をあげ、守備では先発の坂東が3安打無四球の完封勝利で自身も「今季1番のピッチング」と称するほどの完璧なピッチングを見せ、ディオーネが投打に渡り終始ゲームを支配した。
 
アストライアは自慢の打線が振るわず、最後まで自分たちの野球をさせてもらえなかった。
 
試合後ディオーネのキャプテンの寺部は
「チーム全員で掴み取った。全てが思うようにいったシーズンでは無かったが、辛い時期を全員で乗り越え成長できたからこその、今日の勝利だと思う。試合を重ねる毎に強くなって、野球を楽しんでプレーできるメンバーの揃った最高のチームだった!そして最後の最後で、ファンの皆さまに最高の結果で嬉しい報告ができることを本当に幸せに感じている」
と優勝の喜びと共に今シーズンを振り返った。

 


 
この試合をもって、女子プロ野球リーグ創設11年目となる2020シーズンは閉幕した。新型コロナウイルの影響で約3ヶ月遅れの開幕や、当面の無観客開催、感染予防対策から生じたイレギュラーな試合体制など、様々な困難と向き合い戦った42名の選手たちの健闘を讃える共に、女子野球界全体の更なる発展を願いペンをおきたい。
 
試合の詳細はこちら

 

■ディオーネ・厚ヶ瀬美姫監督コメント
最後まで本当に気の抜けない試合だったが、今シーズンで1番素晴らしいゲームだった。この試合の先発ピッチャーを選ぶときにとても迷ったが、アストライアの強力打線に対して、上手くタイミングを外せる坂東選手を選んだ。そして、坂東選手は今シーズン1番のピッチングで応えてくれた。今日のMVPは間違いなく坂東選手だと思っている。攻撃では、今シーズン相性の悪い水流選手から3点取れたことは、バッター陣を素直に褒めたい!シーズン中の水流選手の攻略方法などは指示を出していたが、それでも打てない試合がほとんどだったので今日は何も言わなかった()。ただ「楽しんでおいで」とだけ伝えた()。この勝利は選手たちの「勝利への強い気持ち」が相手に勝った結果だと感じている。元々は気持ちの優しい選手が多い中で、試合を重ね自分たちで勝利を手繰り寄せる力が付き、選手一人ひとりの成長を感じた。色んなことが起こったシーズンだったが、このチームで野球ができたことを幸せに思う。これからも選手たちと女子野球の発展のため、同じ夢を見て歩んでいきたい。
 
 
■アストライア・新原千恵監督コメント
「終わってしまった」と強く実感している。最後にアストライアらしい豪快な攻撃や戦う姿をファンの皆さまにお届けできなくて残念だった。ただ、ディオーネは投手陣を中心とした守備力が高く、選手たちの姿勢や意識も飛び抜けていたので、年間女王に相応しいチームだった。もちろんうちの選手たちも本当に成長したことは間違いない。開幕当初は試合にならないプレーも出ていたが、1つの失敗や負けから多くのことを学び、成長を遂げて女王決定戦にも進むことができた。今シーズン最後の試合まで、指揮をとらせてもらえたことに選手たちへ本当に感謝したいと思う。
 
 

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